■Ⅰ部(昼間部)1年・Ⅱ部(夜間部)1年
・基礎科目の復習
入学前課題に関する解説を実施したり、チューターによる個別のサポートを随時取り入れています。
・基礎医学
解剖学、運動学、生理学など
・実技
関節可動域測定、筋力検査、血圧測定などのバイタル測定
・実習前OSCE
医療人として必要な言葉づかいや態度、医療面接の試験を模擬患者相手に行います。
・基礎臨床実習Ⅰ(見学)
早期より臨床実習を取り入れることで、将来の理学療法士像が具体的にイメージでき、モチベーション向上につながります。
■Ⅰ部(昼間部)2年、Ⅱ部(夜間部)2・3年
・疾患学
整形外科学、内科学、神経内科学
・治療学
各疾患別の理学療法
・実技
整形外科的検査、神経疾患に対する検査など
・実習前OSCE
模擬患者を想定し、関節可動域測定、筋力検査、感覚検査、運動麻痺検査の試験を行います。
・基礎臨床実習Ⅱ(評価)
実際の患者様を通して、評価から治療プログラム立案までを目標に取り組みます。
■Ⅰ部(昼間部)3年・Ⅱ部(夜間部)4年
・総合臨床実習前オリエンテーション
評価や治療技術だけでなく、各疾患の理学療法の考え方など、一定水準以上の技術や知識を習得した状態で実習に臨めるようサポートしています。
・総合臨床実習前OSCE
複数の模擬患者を想定し、評価技術・治療技術・介助技術の試験を行います。
・総合臨床実習
実際の患者様を通して、治療の実践と治療の結果を客観的に考証することを目標に取り組みます。
・就職活動
多数の病院や施設を招いた就職フェアでは、希望に沿った病院・施設の話を聞くことができます。
求人票の見方や履歴書の書き方、面接練習など万全の状態で就職試験に臨めるようサポートします。
・国家試験対策
国家試験を分析し、それに対応した模擬試験を実施しています。
また、学生の苦手分野に対しては特別講義を実施し、克服につなげています。
・国家試験
合格すると理学療法士免許取得となり、病院など臨床現場で働きます。
万が一、国家試験に不合格になっても、合格するまで無料でサポートします。
(国家試験合格サポート制度)
卒業後、理学療法士が活躍する分野はさまざまです。
経験が増えるにつれ、専門性が高まります。
骨折や靭帯損傷などの外傷のリハビリテーションを主に行う理学療法士もいれば、
肺炎などにより入院している高齢者のリハビリテーションを主に行う理学療法士もいます。
また、市役所等の公的機関や、学校や大学などの教育機関で働く理学療法士もいます。
どの道に進むかは、卒業して、まずは新人理学療法士としての基礎知識を身に付けた後、考える方が多いです。
学校で学んだことをベースに、さらに飛躍することを教員一同願っています。
宮原 隆登さん
医療法人 昭圭会 南芦屋浜病院 勤務
中学2年の時に、野球で肘の怪我をして手術したんです。その時に理学療法を受けて、全力投球できるまでになりました。怪我をした人が、もう1回やりたいことができるようにサポートしたいと思ったのが、理学療法士になろうと思ったきっかけです。
高校の時に、基礎となる生物や物理を勉強していなかったので、専門学校1年生のころは大変でした。
病院での実習中に患者様に「ありがとう」と言われたのが嬉しかったですね。こんな自分に「ありがとうって…」と心が震えましたね。病院の先生方も患者様のために必死に働いていて、ここに就職したいと思いました。
現在は病院で働きながら、甲子園で高校球児のサポートもしています。
実際に働いてみると、色んな患者様がいて、似た障害でも同じように効果が出ない。毎日試行錯誤して、患者様が良くなっていくのが、本当に楽しいです。あんなに勉強嫌いだったのに、今は積極的に勉強会に参加する自分にビックリですね。
「こんな人になりたい」って人はいますか?僕にとってはそれが「リハビリの先生」=「理学療法士」だったんです。みなさんも、「なりたい」という気持ちを大切にして、突き進んでください。